私と川の道

私と「川の道」。
時間がなくて「川の道岬」には、行けなかったけれど、今年も私の川の道をゴールしました。

開会式でも話しましたが、数ある大会の中でも一番思い入れが強いのが、この大会です。
みんなの「お母さん」にいかになれれるか。頼りないけどね。

大会終了して、スタッフ打ち上げ時に「楽しめなかった」と言った人がいました。
始めてのスタッフで精神的にきつかったんだと思います。
ランナーも頑張っているけど、スタッフも本当に頑張っています。

ある人から、「その人の言うことももっともじゃないかな?成果が出て楽しいことはあるけど、プロセスだけ担っている人は、本当に楽しいかと言えばそうじゃないことも多いからね。」と。
私も楽しかった?と問われたら、楽しいとは言えなかったと思います。

それが、私の川の道。
母は、電話が鳴る度にドキッとします。
暑くて、寒くて、眠くて、痛い思いをしている子供たちを心配し、それでも前へ進みたい子供たちの背中を押す。
熱が出て寝ていたら、30分置きに大丈夫か寝床をのぞきに行く、物がなくなったといえば一緒に探してあげる、寒いと言えば抱き止めてあげる。
送り出して、迎える、その繰返しの6日間でした。
ゴールに帰ってきたみんなは、スタート前よりも大きくなっていました。母の私より、強く大きくなっていました。

そして、川の道は私にとっては、瀬田さんとの旅。
こまどり荘の月夜では、彼がここに居てくれるような気持ちになれました。生きているということを、彼が私に教えてくれました。

川の道、7年前にこの大会のスタッフをしたことで、私の人生が変わりました。

川の道に関わってくれた、すべての人に深く感謝します。
ありがとう。