いつか・・・が叶う


走り仲間の女将ちゃんと第1回の神流トレイルのレースに出た帰りの電車の中で、溜息ばかりついていた。
理由はあまりにも素晴らしかったから。
出てくる言葉は、「良かったねー」。
でも、「いつかウチも(SAJも)こんなレースができたらなぁ・・・」と、そんな会話をしたはず。


9月29日。第1回甲斐の国「市川古道」四尾連稜線トレイルランを開催した。
あれから6年が過ぎ、あの時の“思い”に少し近づくことが出来たような気がする。
神流の大会を特に意識したわけではなかったけれど、いつもと同じスポーツエイド・ジャパン流と市川三郷町役場の職員のみなさんとで、1年前のプレ大会から、大切に、念入りにこの大会の準備を進めてきた。
私は、市川三郷町を訪れる度に、この町が好きになった。
温かく、穏やかに、和やかに私たちを迎え入れて下さったからだと思う。


レース当日。
ランナーから、「こんないい所でどうして今までレースを開催しなかったんですか?」と絶賛されるくらいのコース。
最初に私が試走した時は荒れ放題で道なき道だったんだよ。
そこを町の森林組合の方たちが、何度も何度も整備に入って下さって、あんなにいいコースに!!

また、ボランティアをしてくださった市川三郷町のみなさんは130人!
応援してくださった方を含めればもっともっと多くの方が、この大会に関わってくれたはず。
朝早くから暗くなるまでの長時間、本当にありがとうございました。
レース後、誘導の方は、「ずっとランナーに拍手してから手が痛くなっちゃたよー」って笑顔で言ってくださいましたね。
ゴール近くのお寿司屋さんは、「今日は出前の電話が鳴っても断るからねー、ここで応援してるんだー」って言ってくださいましたね。
本当に、本当に、市川三郷町のみなさん、ありがとうございました。


そして、私のご近所ランナー仲間でもある平井さん。
ゲストランナーで来てくれました。こんなでっかい就職祝い例がないよ(笑)
ロケまで入っちゃって!
そう、このレースの模様(少しだけらしいけど)、10月10日(木)NHKゆうどきネットワーク、夕方5時10分〜6時まで)全国生放送の「ウェザーランニング」というコーナーで放映されるそうです。ぜひご覧ください。


今の私、ちょっと寂しくなっています。心の穴ぽっかりです。
それは、市川三郷町通いが終わってしまったからかな。

また、来年。その日には、もっともっと、いい大会にすることを誓います。