東京マラソン2007 物語後編

30km
浅草橋で☆仲間の応援を受けました。
岩本クン、いしだっとくん、みっちゃん(→名古屋Mが控えているため、予定通り途中でリタイアしました。なんと全参加者リタイア一番乗りをゲットしたそうです!)達です。
この頃の痛みがピークだった為、大声で名前を呼んでもらっているのに気付かずに通過してしまい、少し行き過ぎてからようやく、んっ…?と振り返り、みんなの顔を見つけました。
道路から身体を乗り出し“行け〜!”“がんばれ〜!”と言ってます。
あの雨の中傘もささずに応援してくれています。
本当に嬉しい。
戻ってお礼を言いたいくらいです。
みんなからのパワーたくさんもらって、あと12kmだ!って気合いを入れます。


手もかじかんでしまっていたのでウエストポーチに入っているアミノバイタルを取り出そうにも、ポーチのファスナーが開けられません。
給水ボランティアの方にお願いして開けてもらいました!ありがとうございます。
…あれれれ、今度はアミノバイタルの小袋が開けられない!またまたボランティアの方にお願いをしました。

ボランティアの皆さんもきっと寒かったでしょうに、イヤな顔一つせずに私のリクエストに応えて下さいます。
抽選に外れてボランティア志願された方も多かったと聞いています。
皆さんにも、ゴールメダルを差し上げて欲しいくらいです。


ちょうど銀座を通りかかった時…12時を知らせる鐘の音が響き渡りました。
服部時計店ですよね。


なんでしょう…私の中ではあたりが静寂に包まれ、この音だけが鳴り響き続けました。
神聖な気持ちでいっぱいになり、走れてることに心から感謝しました。


35km
月島を過ぎた陸橋のところでマックが応援してくれていました。
この前後から坂があったり、向かい風があったりとへこたれそうになった時にマック登場です。


強い風を受けながら全身で応援してくれたね!ありがとう♪


さぁ、これからロングスパートをかけます。
もう残りはあと皇居1周分です。
たとえ途中でつぶれてしまってもゴールタイムはほんの何分か遅れるだけなはず。
せめて自己ベストを出してゴールしたい!と欲が出ました。


ゴールへ
フィニッシュゲートが見えてきました。
ギリギリだけど3時間30分を切れそうです。
やっとたどり着けるんだ〜と思った瞬間、涙がポロっと出ました。
感激と言うよりは、安堵の涙でした。
よく最後まで足が持ちこたえてくれました。


公式タイム3H29'48"
1分くらいの更新ですかね。
もちろん狙っていた結果とは程遠く、満足いくものではありません。
でも、この体調でここまで走れたと言うことは、1ヶ月半の練習のやり方間違っていないんだ!と自信が持てました。
次の荒川では体調を整えて絶対納得いくレースをします。