あれから一年

3/11をどう過ごそう?
色々考えました。

でも私らしい「普通の1日」を送ることにしました。


私のかれこれ10年以上長いお付き合いになるラン友が「あるばとろす」というチームに所属しているのですが、そのチームが企画した大会「神宮外苑でぐるぐる5時間走」の6分30秒/kmのぺーサーをしてきました

いいお天気。
穏やかな日曜日。
野球少年達が神宮球場から楽しげに出てきます。

国立競技場ではラグビーの日本選手権・準決勝が正午から始まりました。

神宮外苑の周回道路ではチビッ子達が自転車に真剣な表情で乗っています。
自転車乗りを教える親御さんはもっと真剣な表情です。


そして私は元気に楽しくお喋りしながら、5時間走り続けました。
私のペースで走っていたランナーさんとは、「○○○ウルトラにチャレンジします」「まだハーフしか走ったことないんですがオススメのフルマラソンってありますか?」など、いつも一人で走ることが多い私には、こんな会話でさえ新鮮な気がします。


未来があり、希望があり、夢がある。


この一年間、石巻市名取市に3回行ってきました。

今では、個人的に電話や手紙やメールをやり取りするようにもなりました。

みなさんにとって、長い長い一年だったことでしょう。

4月半ばに石巻を訪れた時は、想像以上に大きな被害を目にして、言葉を失いました。

でも、何とかしてあげたい。
私に出来ることは何だろう。


そして5月に石巻と名取に行った時にも、復興はほとんど進んでいない状況に胸が痛みました。


やっと希望の光が見えて来たのが7月の頃。
この時には、みんなの表情に少し笑顔が戻って来ていました。
女性は明るい化粧をして、子供たちは遊んで欲しくて元気に私の回りをぐるぐる走ります。

「今日から近所のお団子屋さんがお店を再開したのよ。買って来たから食べて、食べて!」「これは津波に流されず残った牡蠣なの。ぜひ食べてね。」と。

3/11に被災地に行き、みなさんと会いたい気持ちもありましたが、この日はみなさんにとっても大切な1日なので、再訪は春になってからにしようと思いました。


やっぱり、私らしい過ごし方は元気に走ること。
私が出来ることは、元気に働いて、私の子供達を社会に役立つような人間にしっかり育てて、日本の元気な未来を支える一人でいることだと思いました。


だから、私は元気に走ります!