24時間・・・壮絶でした

あきるの24時間走ジャパンカップ
こんなスゲー競技を今まで自分がやっていたとは・・・。
そんな思いでいっぱいの24時間走でした。


サポート参加の私が会場到着したのは午後4時過ぎ。
既に10時のスタートから6時間が経過していた。
会場には台湾で一緒に走ったチームJAPANのメンバー始め、
顔見知りのウルトラランナーが。

わがclub MY☆STARのメンバーは
レースに参加している5名。
サポートに参加したのは延べ11名。
改めて、うちのチームってすごいじゃんと思ってしまう。


6時間経過しても、これからようやく落ち着いてレースが始まるな〜っていう時間帯。
12時間経過で、やっとレースが動き出す。
ランナー5人は24時間走経験者だけれど
毎回先が見えない。走ってみないと分からない。
サプリメント摂取やレースペースなどちゃんと1時間単位で予定を立てているにも
かかわらず、予定通りに運ぶことが出来るのはまず無理。
その無理をどう軌道修正するかがキーなのだ。


必ず訪れる何回かのピンチをどう凌ぐか。
調子がいい時に焦らず、いい気にならずに抑える走りが出来るか。
ランナー自らそれが調整出来ればいいのだが
後半になればなるほど、考える力がダウン。
もちろん身体も気持ちも擦り減ってくるのだ。


サポート側にも24時間走経験者が7人もいた。
みんな自分に重ねてみて
彼等に今何をしてあげたらいいのか考える。
辛い時間を共有する時、苦痛で歪んだ彼等の顔を見て
泣きそうになる。同じ様に顔を歪めたくなる。
けれど、それじゃーダメなんだよね。


ゲーゲー吐いてる彼等に向かって
『吐いてすっきりしたから、もう走れるよ』と平然とした顔して言ってのける。
もう一口だって食べたくないし、サプリメントの匂いさえも
嗅ぎたくないのを知っていても強引に手渡す。
そして、口にした彼等を飛び切りの笑顔で多いに誉める。
眠気と疲れでフラフラになってる彼等がエイドに戻ってきて
座り込む。でもこんな風に一度座ると瞬く間に時が過ぎる。
『じゃー5分だけ寝よう』とビニールシートに押し倒し
タイムを計って、きっかり5分で『はい、時間だよ』と
今度は思い切り引っ張りあげる。
私が悪魔に見えたはずだ・・・。


最後は精神力がどれだけ強いか。
気力だけで、前へ前へと進んでいる。
みんなが気迫な走りを見せてくれるのだ。
その姿はとても美しい。
汗まみれのウエアを着て、カラダも一回りも二回りも小さくなり
顔は黄色いのに、それでも彼らはかっこよかった。
こんな5人と一緒のチームで居れた事が私の誇りだ。

そして、感動のゴール。
みんな泣いていた。
抱き合って健闘を讃え合った。


ありがとう。
ほんとうに、ありがとう。

          


【5人の記録】

2位 ナマステ   237.374 km
4位 マック    222.627 km
5位 オクムの魔  222.368 km
8位 のぶた    212.631 km
11位 KAMEI 203.253 km