24時間走ゆめのしま

今季ウルトラレース3本目『グリーンチャリティー24Hリレーマラソン東京チャレンジin夢の島』に参加してきました。
24時間走団体・個人、6時間走団体・個人の4部門があり、私が参加したのは24時間走個人の部になります。
私にとってこのレースはウルトラの原点です。
4年前にこのレースでウルトラデビューを飾りました。いきなり24時間走がデビュー?
これは本来のデビュー戦だった『富士五湖100km』が大雪の為に中止になり、暫定的にこのレースに移行しただけなのです。
でも…今思えばそんな事思い付く私はやっぱり変ですよね?
ウルトラの神様のお導きがあったのでしょうか?

そして、このレースでもう一つ私はウルトラの神様に会います。
『岩本能史』
club MY☆STARのリーダーで私のウルトラの師でもあります。
その出会いから4年が過ぎ、club MY☆STARが誕生し今の私があるのです。
でも岩本くんから言わせれば私達の関係は『腐ってる縁』だそうです(笑)
これはそろそろ縁切りしないとダメですかね。

2003年『夢の島』の24時間走146km(多分)優勝。
2004年『夢の島』156km(おそらく)2位
2005年『夢の島』187km(これくらい)優勝
2006年『世界選手権オープン台湾』193km3位
2007年…さてどうでしょう?
シーズン最初に考えたスケジュールでは、スパルタスロンをメインレースにおき、富士五湖111kmをしっかり走り、野辺山100kmを無難に走り、東京チャレンジで見事に走り、奥武蔵ウルトラを颯爽と走り、スパルタを完走する!が流れの予定でした。

しかし…野辺山でのダメージ大きく、とても24時間を走りきれる体調ではありません。
レース1週間前は7、8km走るだけでダメダメ。そんな自分にイライラ→ガックリ→トボトボ歩いて引き返すのパターンの毎日でした。
また1週間前にショックな出来事(人間不信感?)があり精神的にも…もうお手上げ!
ぜーんぶ『やめちゃいたい!逃げちゃいたい!』

山下トレーナーの治療では『どこかでぐるぐる同じ所走ってませんでしたか?身体が歪みまくってますよ。これじゃぁ走れないでしょう?』と。
あっ、ぐるぐる走るのはこれからなんですが…(笑)


ここまでくると…もう開き直るしかないですよね。
24時間走レースという競技として記録を狙う・念願の200kmオーバーは出来なくても、スパルタのスタートから24時間までの走りをしようと切り替えです。
スパルタ当日にもっと最悪な体調でスタート地点に立つというコトだってありえるのですから。

レース用のタイムスケジュール表には○○周目→コリントス村。△△周目→サンガス山頂など…仮想スパルタコースを設定して走ることに。


さぁ、前置き長くなりましたがそろそろレースのお話に。

レースウエアはニューバランスのTシャツ(club MY☆STARのロゴ入り)、Skinsのハーフパンツ→初めて試したギアですがよかったです。重ね履きにアディダススコート(テニス用)→ポッケがたくさんあって便利でした!。
シューズはアシックスのターサークラッチ→台湾24Hで履いたシューズ。

コースは1周1.1kmの周回コースです。夢の島陸上競技場のアンツーカートラックを1周し場外へ出て、外周路アスファルト舗装を走り競技場にまた戻ってきます。
外周ではほんの小さな下りとちょっとした上りと急カーブが何ヵ所かあります。
これを100周以上ぐるぐるすると結構なものです。

天候は曇り。
スパルタ対策の為には灼熱地獄のような暑さを体験しておきたかったのですが…。

ペース設定としては100kmを10時間45分前後。
なので6分20〜30秒/km、1周にして7分前後の計算です。
しかし…これが大きな落とし穴でした。
なぜか7分以上かかる。

おかしいと思って少しペースを上げる→しばらくしてまた落ち着くペースになったと思うと7分以上かかっている。
ペースが安定しない?

2時間経過、コース上に顔見知りの大会関係者を見つけました。
『ここ距離1周いくつですか?』
“1.183kmです”

あ〜だからこんなにかかるんだ。抑えないと…。
仲間のランナーを見つけては距離を伝達です。
この差183メートルであっても、6時間走・24時間走のペース配分は慎重にしないとオーバーペースで後半大変なコトになります。
それでも…やっぱりまだ距離がおかしい気がします。
4時間経過、堪りかねて今度は☆チーム仲間のhide(24時間のリレーに参加)の姿を見つけ、本部に聞きに行ってもらいました。
そして答えは“1140m”
素早くhideが私のペースを1周に換算して教えてくれました。

全くいらない力を使ってしまいました。
でもこれで、ウルトラレースにとっていかにペース配分というものが大切か分かった気がします。

6時間が経過し、コースが少し空きました。
6時間走の部が終了したのです。ここまで一緒に走っていた☆仲間のマック、みち、KAJIくん、まつたけクン、SUMIさんは競技終了!
もう…どれだけの速さで何回抜かされたコトか。
まつたけクンは男子2位、みちは女子優勝。表彰式で壇上に立っている二人に軽く手を振り(気付かなかったけれど)私のレースはまだ1/4が終わったばかりです。

つづく