私のさくら道物語 おしまい

やっと、さくら道のお話しも今回で最後になります。


ゴール後は、ちぃさんが28時間台でゴールしたこと、男子はKさん、女子はY子さんが1番だったこと、Mクンが佐藤桜の前でプロポーズしたことなど、ゴール前に陣取って、色々なさくら道のドラマを聞きながら妹二人を待っていました。



応援に来てくれたバニーさん、『頑張ったね!!!』とご褒美ソフトクリームを買って来てくれたよ。
バニーさんが天使ちゃんに見えた。ありがとね。
めちゃくちゃ美味しかったな。

スパルタスロンのご縁で親しくさせてもらっているN村お兄様には手を引かれ佐藤桜の前へ連れて行かれる。
ここで私にプロポーズごっこ
答えは…だよね。


そして1時間後にやってきた〜2人。
しっかりした足取り。キラキラしてるなぁ。
34時間ぶりの再会でした。
こんな普通の女の子が250kmを走っちゃうことが不思議でたまらない。
でも走ってる間は普通でないことの繰り返し、たくさんの辛いことを越えてのゴールだってことがよくわかる。
いっしょには走れなかったけど、いっしょの気持ちでさくら道を旅出来たよね。




いっしょに夜間走練習をしたKAZUさんもすぐあとにやってきた。
男っぷりがアップしたような堂々としたゴールでしたね。
心の中では…良かったぁ、これで心置きなくドンペリ飲める〜。


2人がゴールしてからはホッとしたのか途端に力が抜けた〜。
ヘロヘロ。

自衛隊ジープでホテルへ送ってもらいお風呂でさっぱり。それから白鳥へバスで移動。爆睡。
宿に着いてすぐに食事でした。
乾杯ビールも一口だけしか飲めない。並べられた夕食も半分も食べれない。



部屋に戻ってゴロゴロ。
足痛〜い。
三姉妹で一緒の部屋にしてもらったけれどさすがに会話もあまり進まない。

おやすみなさ〜い。

なおちゃんだけはめちゃくちゃ元気で別部屋で打ち上げに加わってましたが…。

なおちゃんは今回のさくら道でもおもろいことやらかしてくれましたよ。
荘川でこれからは下りも多くなるのでエイドに預けていた厚いソールのシューズに履き替えたそうです。
スタッフの人たちに調子はどう?と聞かれて『はい、シューズを履き替えたので足も余り痛くないし快調です!』と答えてたらしい。

そして最終エイド残り8kmというところで、ふとシューズを見ると片方がアディダス、片方がニューバランス
履き替えた時に片方だけ、脱いだシューズをまた履いてしまったらしい。
左右がめちゃくちゃ違う厚さのソールで100km以上走ったなおちゃん…大物です。

翌日は桜の植樹、閉会式と続きます。
ロボットのようにしか歩けません。
閉会式では檜で出来ている立派な完走証を一人ずつ渡されました。




立食パーティーでは市長を探して3姉妹でビール片手に色仕掛けて『来年も続けてくださぁ〜い』と迫ってみたが作戦失敗?
うまくかわされちゃったみたい。


最後に男子1番のKさん、女子1番のY子さんのスピーチ。
思いはみんないっしょのようで、来年もさくら道を走らせて!でしたね。
特にY子さんの『誰か来年は私に佐藤桜の前でプロポーズしてくださる方をお待ちしています』発言は拍手の嵐でした。



さぁ、これで私のさくら道も完結です。
この一ヶ月半はほとんど遊んでばかりで気の向いた時に走るだけの毎日でした。
でもとても充実感いっぱいなのはさくら道を心から楽しめたからだと思います。

そして、また新しい旅に向かって動き始めます。


最後に…
Kotomiちゃん、Naoちゃんほんとにありがとう。
またしばらく3人それぞれの道、目標にに向かって走ることになりますね。
いつかいっしょに3人で走れるその日まで私もがんばるから、2人も走り続けていてね。

そして、もうひとつ。
さくら道嘆願書の件で色々ありましたが、私が集めさせてもらった62名分の署名は市長に送らせてもらいました。
ご迷惑をお掛けしたみなさんには申し訳ないけれど、やっぱり私の気持ちと署名してくださった方々の気持ちをこのままにはしておけませんでした。

このみんなの気持ちがどうか来年以降のさくら道開催につながりますように。



この地球の上に
天の川のような
美しい花の星座をつくりたい
花を見る心が一つになって
人々が仲良くくらせるように

佐藤良二