雁坂峠越え秩父往還143km

SAJの大会の中で私が一番物語を感じるのがこの『雁坂峠越え秩父往還』です。
去年に引き続きボランティアスタッフとして参加させてもらったのですが、今年はレース当日だけでなく準備、前日もお手伝いをしたことも重なって色んな思い入で臨んだ大会となりました。

私のテーマは『燃え尽きる』です。なんだそりゃ(笑)

ランナーの皆さんが走りで燃え尽きるように、私もサポートで燃え尽きたいと思ったのです。


前日は朝早くにSAJの事務所を甲府に向けて出発。
すでに車の中はレースに使うものでいっぱい。
大会コースを逆走するように車は走るのですが、途中でチェックポイントとなる場所に立ち寄り、コースの白線を引き、エイドでの食材を買い出しし、前日受付会場へ。

今年の受付・開会式・前夜祭会場は『談露館』という立派なホテルで行われました。
私は司会進行をすることになりました(→行きの車中で決定!まじっ?)。
また前夜祭ではチャイナドレスに変身。はずかし。

でも顔なじみのランナーさんが半分くらいはいらっしゃったので同窓会のようで楽しかったりして。

そして、いよいよレース当日。
甲府駅前に選手がどんどん集まってきます。
私もちょっとずつ胸が高鳴ってきました。

女将の行ってらっしゃい〜♪の掛け声でみんながスタートです。

今回の担当はCP1→CP3→ゴール。
とはいっても先頭車なのでどのCPにも立ち寄りお手伝いすることになりますが…。
各エイドでは今年も美味しいものいっぱいデシタよ。
蕎麦、素麺、カレー、野菜スープ、お汁粉、炊き込みご飯、ラーメン、うどん、いくらご飯、とろろご飯、フルーツ…。
みんなが美味しいって食べてくれて元気にエイドを出発してくれると本当嬉しいですね。


今年のレースではびっくりするような大会新記録がでました。
私たちのスタッフの乗った車がゴールの川越に到着してゴールの準備に追われていた時『着きました〜』ってカンジで優勝したのまダッシュさんが現れました。
えっ、ホント?もう?
ゴールをちゃんと見届けてあげられなかったよ。
ごめんなさい。

そして次々と143kmという長い旅を走り抜けた選手が到着してきます。

みんな達成感に溢れたとてもいい表情でゴールに飛び込んできます。


雁のみちをたっぷり味わっていただきましたか?

ワタクシは、公言通りに燃え尽きることが出来ました。
これもすべて一生懸命走ってくれた選手の皆さん、惜しみ無く長時間のボランティアに携わってくれたスタッフの皆さん、この大会の為に協力を頂いた関係者の方のおかげです。


みんなと旅した143km。
生涯忘れることはないでしょう。