2010年

あけましておめでとう。

2009年はさくら道250kmと日本山岳耐久にチャレンジした年でした。
特に山岳耐久の為の練習で毎週末通った山との出会いは私にとって宝物になり、いつかウルトラ トレイル モンブランに参加したいという夢を持つ事が出来ました。
また一年を通してスポーツエイドジャパンのボランティアスタッフにも参加させてもらいました。
多くのランナーからたくさんの影響を受け、走りの原点に戻ることが出来ました。


12月の宮沢湖で行われたチャレンジドクロスカントリーでのこと。
この日は受付を担当していたのですが、2.5kmに参加する小学生の姉妹がエントリーはがきを持ってスタート直前に現れました。
ゼッケンを引き替えた時点で悲しいことにスタートの号砲が。見る見る内に彼女達の瞳は涙で潤んでき泣き出してしまいました。

走らせてあげたい。

すぐに着替えてもらいゼッケンを付けてあげて彼女達と手を繋いで走ってスタート地点へ。そこにはもう間もなくスタートする5kmの部のランナーが。
チップ計測も無理です。
私は彼女達のゼッケンのチップを外して、『おばちゃんの時計でタイムを計るね。ここがスタートでおばちゃんが立ってるところがゴールだからね。いい?よーいドン!』

しっかり宮沢湖を1周し息を切らして戻ってきた二人。素晴らしい笑顔でした。誇らしげな表情でした。


『走る』
健やかなこと。
楽しむこと。
苦しみを乗り越えること。
そして、豊かであること。

2010年、今日もどこかで走り、どこかで走る人のサポートをしています。
一年間どうぞよろしくお願いします。