泣けちゃうくらい…サヨナラ2010年の瀬マラソン

12月26日。私の生まれた日。

もうお誕生日をワクワクして迎える歳でもないし、もともとクリスマスと「いっしょこた」にされてたってカンジだし。

そんな普通の一日を過ごすはずだったのに……蓋を開けてみれば、Special Dayになってしまいました♪♪♪


この日はスポーツエイド・ジャパンの今年度ラストの大会「サヨナラ2010年の瀬マラソン」。


今年度、スポーツエイド・ジャパンは全部で13大会を開催したのですが、これを勤めれば、スタッフとして皆勤賞になります!

大会当日だけでなく前日準備、そして川の道や雁坂のように何日にも渡ってレースがある場合もあるので、気付けば1年間の間にスポーツエイド・ジャパンと関わっているのは一ヶ月以上にもなるんだよね。


振り返れば、長い濃い一年でした。


だからこそ、終わり良ければ全て良し!って言葉もあるくらいだから、しっかりと気合い十分で臨みます。

テーマは「泣けちゃうくらい」でした。


そして、大会当日は気持ちいいくらいの冬晴れ。
気付けばあの去年の大雨のオクム以来、一度も雨が大会では降ってないのですよ。
私の雨女伝説も返上でいいかも。

ここ所沢航空公園の特設コースを13周ぐるぐる回ればフルマラソンを走ることになります。
でね、参加費はなんと1500円!
今時、5kmの大会だって1500円では走れないよね?

安い参加費でたくさん楽しんでもらう為に、給水にはマイカップを持参してもらい、自分でエイドにあるドリンクを必要な分だけ注いでもらいます。
でも、ドリンク類もいつも通りスポーツドリンク、コーラ、お茶、ジュースと種類も豊富に用意していますよ。


参加賞は、ありません。
記録計測もありません。
自分で周回をチェックしタイムを申告してもらい完走証を発行します。
なので順位表彰もありません。


だからといって「エイドもありません」と、言うわけにはいかないよね。

エイドでは食べ物がなくならないように、バナナ、グレープフルーツ、おにぎり、あんパン、クリームパン、チョコパン、ハムとキュウリのサンドイッチ、かりんとうおかゆを次々と出して行きます。
走った後は、甘酒と豚汁すいとん入りを食べてもらいます。

いつものエイドよりは控え目だけど、「今日のスポーツエイドって食べ物なかったよね〜」とは言わせません。

記録は狙えないけれど、2010年を終わるに相応しい、記憶に残る楽しい年の瀬にしてもらいたいのです。


そんな、ランナーさんがすごく楽しみにしてくれていたのが、「仮装」でした。
仮装した人の中から10人に「仮装大賞」を選び、しかもグランプリにはSpecialなプレゼントを用意しました!

500人くらいの参加者の三分の一が何かしらの仮装をしてくれていた気がします。
それはそれは、航空公園は「すごいこと」になってましたよ。


もちろん、私もいつものように仮装です。
今日は「お姫様」に変身しちゃいました。
いつもは、ドンキで買ったものをただ着るだけでしたが、この衣装はもう何ヶ月も前から、一つずつ仕込んで、揃えて行ったんだよね。
ランナーのみんなに楽しんでもらう為には、まずは自分が「楽しい」と思うこと、これって大切だと思うのです。

仮装大賞に選ばれたのは(スタッフ・ボランティアの投票で選びます)、ジンギスハーン、サラリーマン、お相撲さん、お猿の籠屋、フラメンコダンサー、パイレーツ、ミニスカポリス
この人達には、副賞と来年の年の瀬マラソンご招待券を差し上げました。
あと、女性の方にはバラの花を、男性にはリポビタンDを!


そして、グランプリに選ばれたのは、バルタン星人とキャッツでした。
選ばれるだけあってすごく手が込んでましたね。
この2人には同じく副賞と年の瀬マラソンご招待、そして…素晴らしい賞品として「2011.奥武蔵ウルトラマラソン」(エントリー代金は一万円です)にご招待!


聞くところによるとお二方とも、奥武蔵は走ったことがないらしい、しかもキャッツの女性はこの日が初フルだったので、「ご招待します!」と聞いても、ピンとこなくて、びっくりな表情されてましたが…。



皆さんに一日たっぷり遊んでもらって、私もすごく満足。

親しいお友達は私のお誕生日を覚えてくれていて「おめでとう」を言いに来てくれたり、プレゼントまで用意して来てくれた方も。

大好きな人達といっしょに過ごせた、お誕生日。
これが何よりのプレゼントだったなぁ。


そして、最後の最後にサプライズが待ってました。

片付けが終わり、お姫様衣装から着替え、さぁそろそろ解散という時に、ケーキが運ばれて来たんです。

クリスマスケーキの残りを差し入れでもらったのかしら?
一年の最後の大会の締めくくりでみんなでご苦労様でもするのかなぁ?なんて、遠くから眺めていたら、「HAPPY BIRTHDAY」のチョコメッセージが見えました。


そうなんです!
みんながサプライズで用意してくれました。
HAPPY BIRTHDAYを歌ってもらい、ろうそくを消しました。

優しい、嬉しい時間でした。

この一年スタッフをして、たくさんの出会いがあり、たくさんの思い出を作る事が出来ました。

もちろん良いことばかりではなく、うまく行かなくて空回りしたり、辛くて悲しい気持ちで動くこともありました。

それでも、やっぱりみんなが大会を楽しんでくれたり、喜んでくれたり、豊かな気持ちになってくれる、そんお手伝いをさせてもらうことに幸せを感じているのだと思います。

私には、ボランティア精神なんていう崇高なんてものはないのかも知れません。
ただ、自分のやりたいことをやらせてもらってるだけなんです。

だからこそ、このプレゼントは…。
12月26日。
テーマの通り、「泣けちゃうくらい」の一日でした。