美しいということ

三連休の最後の日は、自分の為に使いたかった。
自分だけの時間を過ごしたかった。

私が今一番落ち着ける居場所は、山かも知れない。
ふらりと甲府を訪れた。
そして、朝4時20分のバスに乗り、向かった先は「甲斐駒ヶ岳

その白く輝く山は、美しかった。
凛としていた。

私が、転職する時に教わった言葉。 
言い切れる自信。 
学ぶ姿勢。
矢面に立つ覚悟。

その言葉が、甲斐駒を見てふいに思い出された。

美しいということは、強いということ。


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十五夜

natsu-mio-pino2013-09-21

来週は、山梨県市川三郷町で新しい大会が開催されます。
連日の山梨通い。
台風の影響でトレイルはかなり荒れていました。せっかく町で整備をしていただいていたけど、もう一度やり直しだそうです。自然って厳しいものでもあります。
コース整備がすっかり遅くなり、四尾連湖に戻ってきた時は、既に真っ暗。
この日は十五夜
静寂な四尾連湖畔で満月を見上げました。
このまま時間が止まればいいなぁ。。。と、少し思いました。
今は、生き急いでる毎日、ちょっと休憩。

やっと、、、「20」

この夏やっと「20」になりました。
・・・もちろん、年齢ではありません。
オクムが今年で20回!・・・確かにそうなのですが、これでもない。

今、一番私が楽しいな〜と思える時間。それは、山に登っている時なのですが、やっと百名山のうち「20座」まで登頂しました。
2010年10月に東京都の最高峰「雲取山」に登ってから約3年。このままのペースでいけば、百名山はあと10年は要すると思うのですが、いつまでも元気に走ったり、登ったりできることが生きていく目標でもあるので、百名山完踏を目指していこうと思います。

この夏は、仙丈ヶ岳鳳凰三山北岳間ノ岳塩見岳を二度に分けて縦走したのですが、いい山との出会いが出来ました。
最近は仕事で山に登ることも多くなり、その時は自分で楽しむことより、みんなに楽しんでもらうことや、いかに安全に登ってもらうか、ということが先決になっているので、プライベートな時間は、穏やかな気持ちでいっぱいになれます。もちろん、山は厳しいものでもあるので、辛い経験もしますが、だからこそ山をもっともっと深く知り、豊かな時間を過ごしたいと思うのでしょう。
さぁ、今年の秋はどこで紅葉を楽しもうかな?


この夏一番の「塩見岳

さくら道

3回目のさくら道を走ってきました。

名古屋城から兼六園までの250km。
制限時間36時間。

レースは、夜から雨、そして標高の高い荘川あたりは霙になるだろうという、天気予報でした。

練習不足や坐骨神経痛で、普通に完走することも怪しいのに、悪天候での完走はかなり厳しくなるでしょう。

でも、、、悔いのない走りだけはしたい。

新しい仕事に就き、このレースが終わったら、ランナーとしての時間を作るのも、なかなか難しく、もしかしたら、さくら道を走らせてもらえるのは今回が最後になるかも知れない、それなら、悔いのない走り!をしよう、そう誓ってのスタートとなりました。


レースですが、予報より早く、夕方前には、雨が降り始めました。
白鳥にレインウエアを預けていたので、困ったなぁーと思っていると、ちょうどコンビニがあり、カッパを買いました。
少し肌寒くなってきたので、助かりました。

今回のレースは、どこのCPに防寒着や雨具を預けたかで、かなり展開が変わった気がします。
私より走力が上のランナーの方でも、低体温症で身体が動かなくなり、リタイヤをされた方が随分いたようです。
雨がやがて霙に、そして雪になってきました。
私は、そこまで預けるの?って言われるくらい、防寒着を預けていたのですが、雪の上を走るためシューズが濡れて、足だけは冷たくて、冷たくて、しもやけになりそう。

真夜中に雪の中を1人で走ることが何度かあったのですが、怖かったり、気持ちが折れそうになり、自分を奮い立たせるために、大きな声で叫びました。
想い出しては、名前を叫びました。

その中には、瀬田さんの名前も。
なぜか、彼が見守っていてくれているんじゃないかと、そんな気がしました。

壮絶なレースでは、あったのですが、自分の限界にここまで挑戦出来ること、走らせてもらえること、「ありがとう」「ありがとう」という言葉を発しながら、長くて厳しい夜を越えました。

そして、あんなに辛いレースを忘れてしまうかのような、優しい夕焼けが包んでくれ
、先にゴールした仲間や、ボランティアのみなさん、大会関係者の方々に迎えてもらい、至福のゴールとなりました。

35時間50分。
ありがとう。

ご報告

このブログを読んでもらっている方にご報告することがあります。

4月1日から、私はNPO法人スポーツエイド・ジャパンで、正職員として働き始めました!

そして、一昨日が職員となって、始めての大会「戸田彩湖フルマラソンウルトラマラソン」でした。
スポーツエイド・ジャパンのボランティアスタッフとして四年間関わってきましたが、これまでのように、ただ「一生懸命」やるだけでは、プロとして通用しません。
一生懸命やるのは、当たり前で、いかにランナーのみなさん、そしてボランティアスタッフのみなさんに、豊かな1日を送ってもらうかが、私の仕事です。

まだまだ、合格点は取れませんが、早く仕事を覚え、もっともっと、いい大会を作っていきたいと思っています。


人生一度きり。
私の選んだ生きる道は、スポーツエイド・ジャパンです。

これまで応援してくださったみなさん、どうぞよろしくお願いします。

四尾連湖〜蛾ヶ岳トレイルラン

11月3日。
山梨県市川三郷町で「四尾連湖〜蛾ヶ岳トレイルランニングセミナー&ミニレース」が開催されました。

私は前日から現地入りし、町役場の担当者たちといっしょに、会場準備、エイド設置場所の確認、コース矢印、ゼッケン封入作業、最終打ち合わせを行いました。
大会が無事に成功するための、大切な下準備なのです。

いつも少数精鋭で動いているスポーツエイドジャパンなので、短い時間の中でも、身体も頭もフル回転!

この大会は来年から2013年9月29日開催予定)に向けての、プレ大会になります。なのでエントリーは100名ほど。
だからといって、手を抜くなんてことはありえません。
我が国屈指のトレイルランナー奥宮俊祐さんのセミナー、エイドステーションでは各種ドリンクとフルーツ、軽食を用意し(もちろん山頂エイドは荷上げします)、ゴール後には、カップラーメンと手作りおにぎり。

知ってましたか?走ったあとのカップラーメンって、すごく美味しいんですよ!


参加賞にはゆるキャラ市川三郷レンジャーグッズ、男女の上位3名にはトレイルグッズと地元特産品レインボーレッドキウイの賞品をお渡ししました。
また、開会式には市川三郷町長がお越しくださり、スターターをしていただき、トレイルランナーを大歓迎してくれました。

そして、ゆるキャラ市川三郷レンジャーの「ぽんぽん、にんにん、どんどん」も応援に来てくれ、会場はアットホームな雰囲気に!


その時の様子は、「レンジャー日記」というブログにアップされています。
このブログは、すっごく面白くて、私は、にんにんが大好き〜。

ゆるキャラ選手権にもエントリーしているので、ぜひブログをチェックしてみてください。

私は開会式前にちゃっかり、レンジャー隊といっしょに写真を撮ってもらいましたよ♪

そして、その写真をラベルにしてもらい、地元の楽園ワイナリーがさんが作った市川三郷ヌーボー (11月3日解禁)に貼ってもらったのです!

これは、世界で一本だけのスペシャルワイン。お味も、すごく口当たりが良くて、軽くて飲みやすいのです。おいしい!

いい記念とお土産になりました。



そして、一番感激したのは、スタート時に打ち上げられた花火。
音だけの花火だと思っていましたが、ちゃんとピンクの色が付いた青空に映える花火が打ち上げられたんです。

市川三郷町は毎年8月7日「はなびの日」に、神明の花火大会が行われています。
二万発の花火があがり20万人も観客が訪れる盛大なイベントです。

その花火屋さんが来てくれ、打ち上げてくれたんですよ!

これで参加費、、、2500円。
赤字覚悟!?

でも、参加費を払ってくれたランナーのみなさんが、損した気分になるような大会は開催したくないです。
私が参加者だったら、参加費を払い、時間を作って、交通費を掛け、それなりの準備をして大会に参加するのですから、楽しくていい1日を過ごしたいです!

ランナーもスタッフも楽しめる大会がいいですよね。

ゴール後に参加した皆さんには出来るだけ声を掛けるようにしていますが、「とてもいいコースで楽しかった!」「山梨に住んでるけど近くにこんないい所があるなんて知らなかった。また来年も走りたい」「トレイル始めて参加したので不安だったけど、面白かった」と笑顔でお話してくれました。


う〜ん、来年の本大会が楽しみ♪♪♪